柿にペクチンは多い?含有量と食物繊維の腸への働きを分かりやすく解説

雑学

柿はペクチンが多い食べ物なのか?

ペクチンは、リンゴの搾液やレモン、柑橘系の果物の皮などに多く含まれる水溶性食物繊維として知られています。1825年にフランスのJ.Bracconotが発見したものです。ギリシャ語の“pectos”(固い、硬直)に由来する言葉から「ペクチン」と命名されました。

りんごのイメージが強い一方で、
「柿にもペクチンは含まれているの?」
「柿を食べることで、ペクチンの効果は期待できるの?」
と疑問に思う人も多いのではないでしょうか。

柿は季節になるとついおいしくて手に取ってしまいますよね。
ですが柿の成分についてはあまり知られてはいないんじゃないでしょうか。
この記事では、
柿に含まれるペクチンの位置づけと、
ペクチンという成分に期待される効果を整理しながら、
食物繊維を効果的に摂りたい!という方に柿を選ぶ意味があるのかを分かりやすく解説します。

結論:柿はペクチンを豊富に含む果物

固い柿に含まれるペクチンは細胞をつなぎ止める役割を果たしており不溶性ですが、熟すと水溶性に変わります。これが果肉が柔らかくなる理由です。

またペクチンがカルシウムと結合してゼリー状になることを生かして、柿と牛乳を混ぜて冷やすと「柿プリン」ができます。

さて、どの程度柿にペクチンが含まれるかですが、

結論から言うと、
柿にはペクチンが豊富に含まれていますが、突出して多い果物というわけではありません。

柿100gあたりペクチンは0.68gと言われています。

ペクチンは果物全般に含まれる水溶性食物繊維で、
柿もその例外ではありません。
ただし、ペクチン量だけで見ると、
りんごや柑橘類など、他にも比較的多く含む果物はあります。

ペクチンにはどんな効果がある?

ペクチンは、果物に多く含まれる水溶性食物繊維の一種です。
「ペクチンの効果」としてよく挙げられるのは、
主に腸内環境や消化に関わる働きです。

腸内環境を整える働き

ペクチンは水に溶ける性質を持ち、
腸内でゲル状になりながら移動します。
この性質により、腸内の内容物の動きをなめらかにし、
便の状態を整える方向に働くと考えられています。

便秘気味の人では便をやわらかくし、
一方で下痢気味の場合には水分を保持することで、
極端になりにくい方向へ調整する点が、
水溶性食物繊維の特徴です。

腸内細菌のエサになる

ペクチンは、腸内細菌によって利用される成分でもあります。
そのため、継続して摂取することで、
腸内環境のバランスに影響を与える可能性が示唆されています。

ただし、
効果として即効性のある成分ではなく、
薬のように短期間で変化を感じるものではありません。

次の章では、
ペクチンを含む食品・食べ物にはどんなものがあるのかを整理し、
その中で柿がどのような位置づけになるのかを見ていきます。



ペクチンを含む食品・食べ物には何がある?

果物に多いペクチン

ペクチンを含む食品として、
まず挙げられるのが果物です。

  • りんご
  • 柑橘類(みかん、オレンジ、レモンなど)
  • 洋梨

これらは、果肉や皮の部分にペクチンを含んでいます。
特にりんごはペクチンのイメージが強いですが、
柿も同じく日常的にペクチンを摂れる果物の一つです。

ジャムなど加工食品にも含まれる

ペクチンは、
ジャムやゼリーなどの加工食品にも使われることがあります。
これは、ペクチンがゲル化する性質を持っているためです。

ペクチン目的で柿を選ぶのはアリ?

ここまで、
ペクチンの効果や、ペクチンを含む食品・食べ物を見てきました。
そのうえで気になるのが、
「ペクチンを摂るために、あえて柿を選ぶ意味はあるのか」
という点です。

結論から言うと、
柿は“ペクチンを効率よく大量に摂る食品”ではないものの、選択肢としては十分アリだと言えます。

「ペクチン目的なら柿だけ」にこだわる必要はない

一方で、
ペクチンを摂りたいからといって、
柿だけに頼る必要はありません。

ペクチンは、
りんごや柑橘類など、
複数の果物に含まれています。
そのため、
季節や好みに応じて、食品を組み合わせる
という考え方の方がいいかもしれません。

柿はあくまで、
ペクチンを含む果物の一つという位置づけですね。

まとめ

柿にはペクチンが含まれており、
水溶性食物繊維を自然に取り入れられる果物の一つです。
ただし、ペクチン量だけを見ると特別に多いわけではなく、
「柿を食べれば十分」という性質のものではありません。

ペクチンの効果は即効性を期待するものではなく、
腸内環境や便通を日々の食事の中で支える成分として考えるのが現実的です。

バランスよい食事のなかで、ペクチンなどの食物繊維などを摂取するよう心がけていきましょう。

以下の記事では、食物繊維の1日あたりの推奨量20gが無理。。。という人向けに情報をまとめました。

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