書籍の基本情報
【タイトル】脳を最適化すれば能力は2倍になる
【著者】樺沢紫苑
【ジャンル】脳科学・仕事術/自己啓発
こんな人におすすめ|私がこの本を選んだ理由
この本は、次のような人におすすめです。
- やる気や集中力に波があり、思うように行動できない人
- 仕事や勉強の効率を上げながら、疲れも残したくない人
- 緊張やストレスとの付き合い方を知りたい人
- 脳内物質の働きを、日常で使える形で学びたい人
本書の概要
『脳を最適化すれば能力は2倍になる』は、脳内物質の特徴を知り、仕事や勉強、休息に活かす方法を紹介する本です。
本書で扱われるのは、ドーパミン、ノルアドレナリン、アドレナリン、セロトニン、メラトニン、アセチルコリン、エンドルフィンの7つ。それぞれが、やる気、集中、緊張、睡眠、ひらめき、癒やしなどとどのように関わるのかが説明されています。
特徴的なのは、脳内物質の知識だけで終わらず、目標の立て方、仕事をする時間帯、休憩の取り方など、具体的な行動に結びつけている点です。自分の状態を気合いだけで変えようとせず、脳が働きやすい条件を整えるという視点が、本書全体を貫いています。
印象に残った3つのポイント
1.小さな目標と報酬で、やる気の循環を作る
ドーパミンは、目標を達成したときだけでなく、達成を期待したときにも働くと本書では説明されています。大きな目標を掲げるだけでは行動が止まりやすいため、短期間で達成できる目標に分けることが大切です。
目標を決め、達成した姿を具体的に思い描き、進み具合を確認する。達成したら自分に小さなご褒美を与え、次の目標を立てる。この循環を作れば、努力を一度きりで終わらせず、次の行動につなげやすくなります。
同じ方法を繰り返すとマンネリ化しやすいので、制限時間を設ける、記録をゲームのように見せるなど、変化を加える工夫も紹介されています。
2.集中する時間と、脳を休ませる時間を分ける
締切や緊張感は、短い時間であれば集中力を高める助けになります。自分で作業時間を決め、適度なプレッシャーを使う方法は、仕事や勉強にも取り入れやすそうです。
一方で、緊張した状態を長く続けると、心身を休ませる時間が足りなくなります。仕事が終わっても刺激の強い情報を追い続けたり、遅い時間まで作業したりすると、オンの状態を引きずりやすくなります。
本書の内容からは、集中力を高める方法と同じくらい、意識してオフに切り替えることが重要だと分かります。入浴、軽い運動、会話、ぼんやり過ごす時間など、自分に合う休息を予定に入れることも、能力を発揮するためには重要なんですね。日本人は働きすぎなので、みなさん疲れたら上手に休みましょう。
3.脳のリズムに合わせて、仕事の種類を変える
朝は日光を浴び、散歩や咀嚼などのリズム運動を行うと、目覚めを整えやすいと紹介されています。午前中は、文章を読み込む、計画を立てる、数字を確認するといった、論理性と集中力が必要な作業に向いています。
昼には短い昼寝を取り入れ、午後は発想やアイデアを必要とする仕事に切り替える。思いついたことは忘れる前にすぐメモする。このように、一日を同じ調子で押し切るのではなく、時間帯に合わせて作業を配置する考え方が印象的でした。
夜は睡眠へ向かう時間です。強い刺激や興奮を減らし、朝に光を浴びるところまで含めて生活のリズムを作ると、翌日の集中力も整えやすくなります。スマホやパソコンばかり触っているので反省しないとです、、、。
読んでどう活かせるか
本書の方法は、日々の予定や作業環境を少し変えるところから試せます。
- 一日の最初に、短時間で達成できる目標を一つ決める
- 終わった作業を記録し、小さな達成感を見える形にする
- タイマーで締切を作り、作業後は必ず休憩する
- 朝に日光を浴び、散歩や朝食で生活のリズムを整える
- 午前は集中作業、午後は発想を使う作業に振り分ける
- 必要な日は20〜30分程度の短い昼寝を試す
- ひらめいたことをすぐ書けるメモを用意する
- 夜は刺激の強い情報や作業を減らし、休息へ切り替える
まとめ
『脳を最適化すれば能力は2倍になる』では、やる気や集中力、緊張、休息といった日々の状態を、脳内物質の働きから読み解いていました。
目標と報酬の組み合わせ、適度なプレッシャー、朝から夜までの時間の使い分けなど、生活に取り入れやすい工夫が数多く紹介されています。
いまドパミンが出てるわあ、とか今日はアドレナリンオフの日にしよう、とか、意図的に脳内物質をコントロールしてみたいものです。




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