「頭のいい子に育ってほしい」。
そう願うのは、親としてとても自然なことです。
ただ、その「頭のよさ」とは何でしょうか。
テストの点数が高いこと。知識をたくさん知っていること。
それらは確かに一つの指標ですが、それだけで将来まで通用するとは限りません。
私も幼少期から学生時代まで、いい点数を取ることを求められてきた気がします。
ただ、今になって振り返ると「点数を取るため」の勉強と、「自ら興味を持って」勉強をするのでは、雲泥の差があると個人的に思っています。
これからの時代、求められるのは
何歳になっても学び続けられる力だと思います。
「頭のいい子」とはどんな子か?成績や知識量では測れない本当の定義
学びに関心を持ち、学び続けられる子
私が考える「頭のいい子」とは、
学びに関心を持ち、学び続けられる子です。
知識の量や成績は、ある時点での結果にすぎません。
学び続ける姿勢があれば、一生を通してその人を深みのある人間にしてくれます。
その原動力になるのが、
好奇心、興味関心、そして探究心です。
・「学ぶことって面白い」
・「知らないことを知りたい」
そう思える感覚が、学びたいと思えるエンジンになります。
そして重要なのは、
この姿勢は家庭や学校での体験によって育つということです。
「自分は勉強が苦手だったから」と親自身が勉強をする姿を見せずに、
子供に「勉強をしなさい」と押し付けるようだと、子供はますます勉強をしません。
子供は親の姿をよく見ているのです。
ここでの「勉強する」は、机に向かってものを書くだけではありません。
親自身が完璧でなくても
「ちょっと調べてみようか」
「一緒に考えてみよう」
という姿勢を見せるだけで、学びへの印象は大きく変わります。
親子で料理をする、旅行に行く、
「ここに行ってみたい」という子どもの声に耳を傾ける。
そうした経験の積み重ねが、学び続ける土台になります。
学び続けられる子に共通する力とは?家庭で育つ3つの基礎能力
学び続ける力は、特別な教材や塾だけで育つものではありません。
むしろ、親との日々のコミュニケーションこそが土壌になります。
1. 知りたい、解りたいという好奇心
子どもの「なんで?」「どうして?」が始まる、いわゆる“なになに攻撃”。
忙しいと、つい受け流してしまいたくなります。
でも、ここは大きなチャンスです。
正しい答えを返す必要はありません。
「面白い視点だね」
「どう思う?」
「一緒に調べてみようか」
そんな会話のキャッチボールが、子供の好奇心をくすぐり、いろんな疑問を生む様になります。
2. 「そうなのか?」と批判的に考える力
「なんでそうなるの?」
「ここ、ちょっとおかしくない?」
こうした疑問を投げかける子は、実はとても伸びます。
それは、物事をそのまま受け取らず、立ち止まって考えているからです。
大人になっても、
「前にうまくいったから」
「あの人が言っているから」
と考えを止めてしまうことは危険です。
コロナ禍のように、
「こんなことが現実に起きるんだ」と価値観が揺さぶられる場面もあります。
だからこそ、
子どもの疑問を否定せず、
親も一緒に「本当にそうなのか?」と向き合う姿勢が大切だと思います。
3. 自らを表現する力
「なんでそう思ったの?」
この一言は、とても大きな力を持っています。
子どもは答えようとする中で、
今までの知識を整理し、感情を振り返り、
頭の中で統合しながら言葉にしようとします。
このプロセスそのものが考える力であり、表現する力です。
うまく言えなくても、言葉にしようとする経験が、学びを持続させます。
まとめ|学力より大切なのは、子どもが学び続けられる土台を支えること
大切なのは「教えられる親」になることではありません。
・一緒に疑問を持つ
・一緒に調べる
・一緒に言葉にする
そんな伴走者でいることです。
読書も勉強も、目的ではなく手段。
本質は、子どもが考え続けられる力を育てることにあります。
みなさんも、ぜひ今日の子供の「なんで?」に、少しだけ立ち止まってみてください。
それが学び続ける子を育てる最初の一歩です。



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